教え子の声①
「人として」
粂さんといえばこれに尽きるんじゃないでしょうか。
僕は今、児童養護施設の職員として働いていますが、粂さんとの出会いは15年前の中学2年生の時です。
当時の僕は家族関係もうまくいかず、「大人は信用できない」と心を閉ざしかけていたことをよく覚えています。
そんな状況の中、出会ったのが彼なのですが、どうやら僕が今まで会ってきた大人とは一味違いました。

その中でも印象に残っているのは、勤務があるなしに関係なく、施設に来てサッカーをしてくれたことです。
なんでもない日常の一部かもしれませんが、狭い園庭なのに、多いと20人以上の子どもたちが集まって、みんな笑顔で楽しそうにサッカーをしている、あの場面が、今でも忘れられません。
あの光景が忘れられないのは、それが当時の僕たちに必要だった、安心感や温かさといった「愛情」だったからなんだなと、大人になった今だからわかります。
だからこそ、子どもたちみんなが「粂さん、サッカーやろう!」と声をかけたら、必ず応えてくれたんだと思います。

そして、施設入所中だけでなく、退所してから15年以上も今でもこうしてつながっています。
つながりを大切にしてくれる人だからこそ、今でもこうして長い付き合いになっているんだと思います。
「つながっているだけ」という言葉で片付けてしまえばそれだけなのですが、常に見守ってくれている「心の家」みたいなものがあるおかげで、「生きることは楽しい」「自分だってやればできる」って思えるんです。
きっと皆さんのお父さんやお母さんみたいな感覚と同じなのではないでしょうか。
想いは繋がっていく
こういった経験があるからこそ、僕は確信しています。
粂さんなら、子どもたちに活動を提供するだけではなく、人としても成長させられると。
だから僕は、粂さんが「NPO法人を立ち上げたい」と言った時に、迷わず協力しようと決めました。
この活動は「子どもたちが成長し、次は彼らが人のために動く」リレーのバトンだと、僕は思っています。
中学生時代に心を閉ざしていた僕が、今では施設職員として人を支える側になっているように、人のために動くことが自分自身を変え、連鎖していきます。
そして、1人でも多くの人が人を想えれば、優しさにあふれる社会につながっていく。
僕はそう信じているから、この活動を応援しています。
そのためにも皆さんの力を貸してください。
ご協力お願いいたします。
児童養護施設職員
加久保 亮平

